Pointe Saint-Mathieu
「ポワン サン・マチュウ」
【1990~2000年頃】
フィニステール(地の果ての県)の最西端はPoint du Raz(ラー岬)とよく言われていますが、何度地図を見てもサン・マチュウの方が僅かに西のような気がします。さらにLe Conquet(ル・コンケ)の方がさらに「地の果て」と、いまだに信じています。用意していただくホテルはル・コンケ。夕食はサン・マチュウが定番になっていました。ル・コンケの最先端のホテルの、さらに海に張り出した部屋の朝の眺めは格別です。
ile d’Ouessant(イル・ド・ウェッサン)に向かう朝一番の船のエンジン音で目が覚め、人より荷物の方が多い出港を上から見送って朝食に降ります。パン屋さんが大量のパンを運び込んだのも見えます。フランスはどこに行っても、田舎でも都会でもパンがうまい!
昼間は人っ子一人いないル・コンケ、サン・マチュウの村も、夜のレストランは地元の人で大賑わいです。「レストラン ポワン サン・マチュウ」の窓からは灯台がすぐです。嵐のために廃墟になったままの教会が「地の果て」を思い起こさせます。
いただくものは、やはりここでも「フリュイ ド メール」になります。ワインは「ミュスカデ」です。ワインを味わうと言うより、時々、口をフレッシュにするには、若々しい「ミュスカデ」がピッタリです。新鮮な、えび・かには、どんなに手を使っても、匂いが全く残りません。
最初は会話が盛り上がりますが、鋏・かにスプーンをバシバシ使い、巻貝を針で取り出す頃には全員無口になります。若い女性でもとてもきれいに食べ、殻も順序良く片付けるのをみると「ムム!なかなかやるな、仕事もシッカリやりそうだな」と感心します。
<次回予告>
「chez la Mère Pourcel」 DINAN
表紙はそのまま窓からの眺めです(画家のサインはB.Morinay) | メニューはやはり「海」が主力です。 Chef:Philippe Corre 90年夏から秋としてあります。左下には「お子様用」メニューもあります。 | 右ページにアラカルト、こちらもほとんど「海」。 右下にデザート ワゴンにのせて持ってきてくれます。 |
裏表紙にはオーナー・シェフの名前。 マダム&ムッシュ フィリップ コレさん。 |
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